未来の共創:中日韓協力の大きな方向性

未来の共創:中日韓協力の大きな方向性。 間もなく終わる2011年は東北アジア情勢にとって転換の年だったと言える。昨年は一触即発の状態だった朝鮮半島情勢は緩和へと向かい、緊張と対立の中日・韓日関係も多少改善し、中日韓協力事務局(TCS)がソウルに設置され、中日韓の実務協力は着実に前進しつつある…

タグ: 日本 中国 韓国 方向性

発信時間: 2011-11-23 14:37:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中日韓による北東アジア協力新時代の共創をテーマに先日ソウルで開催された国際シンポジウムでは、こうした問題について中日韓の元政府要人、外交の要人、学者らの間で真剣な討論が行われた。中国の唐家セン元国務委員は「中日韓の間にはいくつかの対立が存在するが、いずれも大局を重視して、対話によって解消し、協力によってウィンウィンを図るべきだ」と強調。韓国の孔魯明元外相は、来年の中日国交正常化40周年、韓中国交樹立20周年を契機に中日韓の友好協力を力強く推進すべきとの考えを示した。日本の鳩山由紀夫元首相は「中日韓は友愛の精神で地域協力と共同体の建設を推進しなければならない」と強調した。

日韓両国の学者は、中日韓協力において朝鮮を取り残してはならないと提言した。筆者は中日韓FTA交渉の過程で、朝鮮の羅津・先鋒開発区と開城工業団地の製品に対する関税減免措置の先行実施、ロシアやモンゴルとのエネルギー資源協力の強化を検討してもいいと考えている。これは北東アジア協力に朝鮮を取り込み、朝鮮半島の平和・安定・繁栄を促すうえでプラスだ。

この混乱と喧騒の世界で、中日韓による未来の共創という歴史の足音がすでに近づいているようだ。

「人民網日本語版」2011年11月23日

 

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