▽省エネ・環境保護は中国の近代化の全過程で貫かれている。中国の省エネ・環境保護分野はいま広大な市場と無限のビジネスチャンスを現しつつある。第12次5カ年計画(2011~15年)期に、われわれは構造調整、工学〈エンジニアリング〉技術、管理〈マネジメント〉革新などの措置を総合的に講じて、エネルギー節約と汚染物質の排出削減を強力に推進し、エネルギー効率の向上と環境の質改善を促進し、経済成長の質と効率をもう一段階引き上げ、経済の長期的で、安定した、比較的速い発展をはかっていく。
▽中国と日本は共に経済大国で、エネルギー大消費国でもあり、タイプ転換・革新は両国の共通の利益となる。省エネ・環境保護の協力を深めることは、双方の経済取引の一層の拡大、成長エンジンの育成、持続可能な発展能力の増強、両国関係の強化のすべてにとって重要な意義がある。双方は大局的見地に立ち、長期的観点で協議して、中国の市場の強みと日本の進んだ技術を結びつけ、省エネ・環境保護協力で新たな、飛躍的進展がみられるようにすべきだ。そこで三つのことを提案したい。
▽第一に政策対話を強める。両国政府は既存の協力の仕組みを利用し、意思疎通を一層密にし、発展モデルと政策の経験を交流すべきだ。中日両国は共にエネルギーの大輸入国であり、エネルギー問題の協議を深め、世界のエネルギー市場での発言権を高め、エネルギー消費国の利益と世界のエネルギー安全保障を守るようにすべきだ。