●専門家の観点
米軍は中東から身を引き、アジア太平洋へ移行
中国国際問題研究所軍事戦略専門家の滕建群氏によると、米軍将軍の委任は駐留部隊の作戦任務に関係しているという。最高司令官の任命は軍事行動の必要性があるからで、中東から身を引き、アジア太平洋へ移行する米軍の戦略的変化が伺える。
中国から最も近い基地である在韓米軍基地の地位は非常に特殊で、3万人近い米兵と司令官を1人配備している。こうしたことから米軍が韓国位置を非常に重視していることがわかる。
ただ、現在の各軍事大国の軍事思想は冷戦時代とまったく異なり、以前のように各国が冷淡に対峙することはない。中国の強大化は一部の国、特に米国の注意を引くのは自然の成り行きで、軍の各階級、特に幹部の動きが非常に重要になってくる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月2日