日本メディア:中国の接近阻止戦略に争って学ぶ各国

日本メディア:中国の接近阻止戦略に争って学ぶ各国。

タグ: 空母,対艦ミサイル

発信時間: 2011-12-08 17:06:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

イランもこの流れに乗って対艦ミサイルを開発中だ。イランは7月に1453ポンドの弾頭を積んだ射程186マイルの対艦ミサイルの発射実験を行った。ミサイルのスピードはマッハ3に達すると見られている。このような高速ミサイルを前にした艦船に、防御措置を講じる時間はほとんどない。こうした兵器を狭いホルムズ海峡に配備すれば、イランはペルシャ湾からの石油輸送の大部分を阻み、敵軍の水上艦の動きを遅らせる現実的手段を手にできる。

国内問題の山積するシリアも最近、対艦ミサイルを入手した。シリアは国内危機の始まる前に、ロシアと3億ドル相当の契約を締結した。だが多くのアナリストは、ロシアがこのタイミングを選び引き渡したのは、欧州ミサイル防衛システム戦略の変更に応じない西側を懲罰するためと見ている。

ロシアからシリアへのこのミサイル輸出に対して、イスラエルは水上艦隊が深刻な危険にさらされるとして懸念を表明している。

対艦ミサイルに対しては、攻撃できないよう艦船を射程外に出すことを対応策として挙げる声が多い。だがこの方法には問題がある。第1に中国は現在推定射程1500潤オ2700キロの対艦ミサイルを保有しているのだ。

数十億ドルの価値のある水上艦や乗組員が危険にさらされることを軍事計画立案者が心配するのは理解できる。だが非対称の「A2/AD」兵器の相対的な安さと有用性は、こうした兵器がほぼ確実に広がっていくことを意味している。

「人民網日本語版」2011年12月8日

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