しかし、韓国メディアの反応に関しては、多くのネットユーザーは「受け入れられない」という。あるユーザーは中国国土資源部海洋弁公室・肖漢强副主任の話を引用し、「事件が発生した中国と韓国の黄海大陸棚はその線引きに意見が分かれる場所であり、事件の真相を復元するには証拠が足りないというなら、中国の漁船が韓国領海を侵犯したというには証拠が不十分である」という。またある人は、「韓国の海上警察が武力で中国漁船を駆逐していることはずっと問題になっていた。事件の真相を復元するには証拠が不十分であるなら、韓国メディアは過激な言論で国民感情を扇動すべきではない。」という。
「中国と韓国の2つの国を比べると、中国は周辺を重視した外交政策を採っており、隣国と一貫して友好関係を維持しているにもかかわらず、よく敵視される。だからこそ『韓国メディアを放置しておくべきではない』また、韓国の暴力的な法執行があったのかをまず確かめるべき。真相はまだ明らかになっていない。両者に誤りがあったとすれば、韓国の自分のことを棚にあげた物言いを容赦できない。」というネットユーザーの意見もある。
中には、「韓国はこの事件に関する憤りを国家間の摩擦にすべきではない。韓国国内の反中国感情を扇動すべきではない。それと同時に、韓国は中国の対外的な「友好・許容」政策を盾にとり、中国の忍耐力を再三にわたり試すべきではない。」というコメントもある。
韓国メディアの報道姿勢については、絶対多数のネットユーザーが、韓国メディアが行うべきメディアの監督職責は、過激な言論で国民感情を扇動するよりも、プロフェッショナリズムとヒューマニズムで当たることが適当だと考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月15日