中国海軍のJ-15艦載機
外国メディアが公開した中国空母の2度目の試験航行の写真
ロシアの軍事ニュースサイトの14日の報道によると、旧ソ連の「ワリヤーグ」を改装した中国初の空母は、2度目の試験航行でJ-15艦載機と合同演習を行ったことがわかった。艦載機の空母着陸はまだ行っていないという。
露メディアによると、日本の「読売新聞」は中国外交筋の話を引用し、中国のJ-15艦載機と空母の合同演習が「ワリヤーグ」の2回目の試験航行中に行われたことを伝えた。ところが、ワリヤーグには艦載機の着艦制御装置が装着されておらず、艦載機の着艦試験はまだ行われていない。中国は艦載機が着艦する際に必要なアレスティング・ワイヤーを海外から輸入できず、国内での自主研究・開発もできていないという。
ロシアのタス通信は、J-15艦載機のほかに、2回目の試験航行を行う空母ワリヤーグにはヘリコプターの姿も見られたと伝えた。艦載ヘリはワリヤーグで離着陸訓練を行ったと見られる。中国の情報筋によると、空母ワリヤーグの実戦に向けた準備作業は順調で、予定より早く進んでいる。中国空母の初の試験航行は8月10日から14日にかけて行われた。中国海軍はワリヤーグを艦載航空兵のパイロットと点検・補修スタッフの訓練基地として活用する計画だ。
またロシアメディアによると、2000万ドルでウクライナから購入した空母ワリヤーグのほか、中国は2005年以降、ロシアから「ミンスク」、「キエフ」、「ノヴォロシースク」の3隻の空母を購入し、そのうち2隻はすでにテーマパークに改修された。さらに、中国が上海で国産空母を建造していることも伝えられた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月16日