南中国海の大勢に逆らう国は自らを損なう

南中国海の大勢に逆らう国は自らを損なう。

タグ: 南中国海,ASEAN,米国

発信時間: 2012-01-16 16:29:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国は南中国海周辺国ではないが、南中国海に利益を有している。この点はわれわれも否定しない。米国は南中国海問題をめぐる話し合いに参加はできるが、その解決を主導できる見込みは低い。1つには、米国にはもうそのような力はないからだ。中国の台頭が南中国海周辺国にもたらしてきた、そして今後もたらすであろうものを、米国は現在も将来も提供できない。もう1つには、南中国海周辺国ももう冷戦時のような「アンクル・サム」からの世話を必要としていないからだ。この地域において中国と対立する「集団」「ネットワーク」または「同盟圏」を寄せ集めようとするいかなる「戦略」も、地域の発展の大勢に逆らう動きだ。域内諸国が最も望まないのは、米国と中国のいずれの側に立つかの選択を迫られることだ。

中米がほぼ同時期に開催した2つの会議は、南中国海の複雑性を浮き彫りにした。米国がこの地域に対する主導権争いを簡単に放棄することは確実にないし、目的達成のため、さらなる面倒を引き起こすことすら考えられる。だが同様に確実なのは、こうすることで米国自身が抱え込む面倒もどんどん大きくなるということだ。つまるところ、われわれはすでに「ポスト覇権」という新時代に入っているのだ。

「人民網日本語版」2012年1月16日

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