温家宝総理は10日、北京・中南海紫光閣で、パンチェン・ラマ(パンチェン・エルデニ)11世(ギェンツェン・ノルブ氏)の面会を受けた。
温総理はまず、パンチェン11世に、旧正月(春節)とチベット暦の新年を祝うとともに、チベット仏教の教徒とチベット族の同胞に祝日の挨拶を述べた。パンチェン11世は温家宝総理に帯状の絹布を贈った。
温総理は「私たちは今後も、民族区域自治制度を堅持し、チベット族同胞の生活の改善や、チベットと、その他のチベット族地域の生態環境と文化伝統の保護、チベット族民衆の宗教信仰の自由の保護を一層重視し、チベット各民族の人民が全国人民と共に小康社会(いくらかゆとりのある社会)の目標を実現できるように努力していく」と述べた。
また、温総理はパンチェン11世に対して、祖国の統一と民族の団結を守るために、より積極的な役割を果たすよう希望した。
「中国国際放送局 日本語部」より2012年2月11日