2月29日、朝鮮は一連の核関連作業の一時停止に同意したと発表した。条件は米国の食糧援助だ。日本共同通信社によれば、食糧援助はベビービスケットやビタミン栄養補助食品などで、米や穀物ではないという。
米国国務省のヌランド報道官は、2月29日、今回の食糧援助は「正しい方向へのささやかな一歩」であるとして、米国は「さらに継続的に必要に応じた援助をする準備がある」といっている。朝鮮の広報担当者によると、栄養補助食品以外にも米国はさらなる食糧援助協力を申し出ており、双方は、米国が提案した24万トンの朝鮮に対する栄養補助食品援助の実施について具体的な行政手続の確認に同意した。
日本共同通信社によれば、今回の提供される栄養補助食品は、乳児用ビスケットやビタミン剤などで、米や穀物などは含まれていない。米国は援助品の配布について厳格な管理を要求しているが、朝鮮中央通信社はこれについて報道していない。
米国の某政府関係者は、朝鮮側は当初「大量の米や穀物」を要求したがこの要求を覆し、米国の提出した案に同意したことを明らかにした。
朝鮮高官が米国訪問か
1日、外交筋がもらしたところによれば、朝鮮外務省副大臣で、朝鮮半島問題六カ国協議の朝鮮代表団団長を務める李勇浩氏が、来週米国を訪問し、某大学で開催される地域安全フォーラムに参加するという。
このフォーラムは、ニューヨーク州シラキュース大学のマクスウェルスクールが朝鮮半島事情をテーマに主催したもの。同校はすでに正式な招聘をしている。この学校の院長は、元米国国務省副長官のスタインバーグである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月2日