08年に米ピッツバーグ大学の科学者は、サルが「マインド」でロボットの腕の動きをコントロールしたと発表。11年10月、米デューク大学医学センターの科学者はサルが「マインド」でロボットの手を動かすだけでなく、ロボットの手が物体に触れた感覚を信号で感じることができると発表。浙江大学のチームもまた、サルの「マインド」を通じてロボットの手を操作し、つかむ、握るなど4種類の動作が可能だと発表した。
ただ、「脳コンピュータインタフェース」技術の発展からみて、「アバター」の研究はまだ原形さえできていない。米国を代表とする国際的な研究レベルにしても、中国のプロジェクトにしても。本当にマインド・コントロールできるまではまだほど遠い。
科学研究は相互に促進していくものだ。大脳研究の分野からすれば、脳コンピュータインタフェース研究は今後新しいプラットフォームとなり、より多くの、より複雑な神経信号が大脳研究の資源として導き出されるだろう。「アバター」が将来兵士ではなく、技術者や調査員になることに期待する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月15日