比が南中国海で中国挑発 法的執行力の弱さが表面化

比が南中国海で中国挑発 法的執行力の弱さが表面化。 中国とフィリピンの黄岩島(スカボロー礁)での対峙がすでに10日以上続いている。20日正午、中国の漁業監視船「漁政310」は黄岩島海域に到着後、巡航を行った。これについて専門家は、周辺国が中国の海上権益を侵さないよう中国は海上法執行を常態化すべきと指摘する…

タグ: フィリピン 黄岩島 軍艦 対峙

発信時間: 2012-04-24 10:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国とフィリピンの黄岩島での対峙がすでに10日以上続いている。20日正午、中国の漁業監視船「漁政310」は黄岩島海域に到着後、巡航を行った。これについて専門家は、周辺国が中国の海上権益を侵さないよう中国は海上法執行を常態化すべきと指摘する。

今月10日午前、中国漁船12隻が中国の黄岩島潟湖で作業中、フィリピンの軍艦が出動し、潟湖内に封じ込めた中国人漁師を拘束しようとしたが、それを中国の漁業監視船2隻が阻止、その後、双方の対峙が続いている。

中国中央テレビは19日、黄岩島海域で中国船と対峙していたフィリピンの考古学調査船はすでに撤退したが、黄岩島でのにらみ合いはまだ続いているとフィリピンの地元テレビがフィリピン軍の話として伝えたと報じた。フィリピンの海洋警備船はまだ中国の海洋監視船2隻と対峙している模様。

外交学院の蘇浩教授は、「今回のにらみ合いには深い原因がある。中国とフィリピンの南中国海問題の争いが表面化した形となった。緊迫した情勢はまだ続いているが、フィリピンには現実的必要性と長期的考えがあるのだろう」との見方を示す。

フィリピンは国土が小さく、力も弱いため、同盟国である米国からの支援を期待している。まもなく米比の軍事演習が行われるが、フィリピンはそれまでにらみ合いを続けるつもりだろう。

「フィリピンと米国の対話が今月末に行われる。フィリピンは中国との対峙を強化することで、米国を巻き込み、援助を求める理由が増える」

「先に撤退したほうが劣勢となる。中国とフィリピンの間で合意のない情況で、フィリピンは先に撤退するのを望まないし、いわゆる海洋権益を堅持するためにも譲歩はしないだろう」

蘇教授はさらに、「中国はさまざまな場面で立場と主張を正式に表明し、行動を強化する必要がある」とし、こうした事件の発生を前もって防止する必要性を強調した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月24日

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