日本メディアの報道によると、在日米軍再編の見直しをめぐり、日米両政府は23日、米海兵隊と日本自衛隊がフィリピンのパラワン島にあるフィリピン海・空軍基地などの訓練施設を共同使用することで話し合いに入ったことがわかった。また、ルソン島の基地も候補に挙げられたという。
その前に、日米政府は米自治領・北マリアナ諸島のテニアンにある米軍基地を日本自衛隊が使用することで合意している。アナリストは、日米はアジア太平洋地域における複数の基地の共同使用を通じて、「海洋進出」戦略を実施する中国のけん制を目指していると見ている。
しかし、フィリピンは第二次世界大戦の主な戦場の一つであるため、地元住民の「反戦」「反米軍」の感情が非常に強い。日本が米軍との基地の共同使用や日米比の定期軍事演習を順調に実現できるかは、まだ「不透明」との見方もある。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月25日