上から順に:F22、T50、J20、F35
米放送局ABCの電子版に18日、掲載された記事によると、米最新戦闘機F22が理解しがたい安全問題で飛行制限されているこの時に、米軍は、中国の次期戦闘機がF22に近似した戦闘力を目指しているという内容の「2012年中国軍事力年次報告」を発表した。
同サイトによると、中国は2011年1月に、国産ステルス戦闘機J20のプロトタイプ01号機の試験飛行を行った。この間、もう1機のJ20の写真がネット上に流出した。これはプロトタイプ01号機が公表されて僅か1年半後である。中国の「ステルス性能を持ち、先鋭な航空電子設備とスーパー巡航能力を備えている戦闘機」を開発したいという野心が浮き彫りになっている。F22戦闘機にはこうした性能がすべてそろっている。米軍需企業もF22戦闘機を世界一の先鋭戦闘機だと公言している。だが、790億ドルも費やしたF22戦闘機の開発は頓挫している。安全面の理由から、飛行制限を余儀なくされた。
また、米ABC放送によると、中国とロシアは自国の次世代戦闘機のプロトタイプ機の研究・開発に成功した。中国のJ20戦闘機はまだ極めて数は少ないが、早ければ2018年には戦力となる可能性がある。とはいうものの、米アナリストの中には「J20はステルス技術と高性能航空エンジンの面で中国の第5世代戦闘機はまだまだだ」だと疑問視する声もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月22日