ラビア・カーディル氏は日本でこれまでで最大の茶番劇を演じた。「世界ウイグル会議」関係者を率いて靖国神社へ参拝、東京都の釣魚島(日本名・尖閣諸島)購入に10万円寄付、さらには新疆の購入まで日本に希望・・・・・・。誰がラビア氏の行動を操作し、こうした茶番劇を演じさせたのか?「参考消息」が伝えた。
◇右翼が「資金源」
ラビア氏の行動の根源を理解するには、日本の新疆独立分子の活動に触れなければならない。
記者は09年、新疆独立分子のデモ行進を目撃した。当時のデモ参加者は200人以上だったが、その大部分は日本の右翼団体メンバーで、新疆独立分子はわずか数人。デモ自体が右翼の独擅場だった。新疆独立のデモ行進というより、新疆独立の旗印を掲げた右翼勢力の活動といったほうが正しかった。
日本の右翼分子のほうも特に新疆独立を支持するためだけに出向いたわけではない。事実、彼らは今日は「チベット独立」の活動、明日は「新疆独立」の活動、あさっては「モンゴル独立」の活動に参加するといった具合だ。彼らの関心は、某グループの「人権」ではなく、いかに中国を分裂するかにある。
ある日本人によると、日本の新疆独立組織の中堅メンバーは実のところ「あの数人」だけ。その数人が何か事を起こそうするなら、日本の右翼に頼るしかない。右翼組織は彼らを経済的に支援し、彼らのために社会的なつながりを開拓し、彼らのさまざまな活動を盛り上げている。結局のところ、新疆独立分子は右翼分子の道具にすぎない。
◇背後に「別の影」