挙国体制とオリンピックの輝き

挙国体制とオリンピックの輝き。

タグ: 金メダル,挙国体制,スポーツ大国,中国,オリンピック

発信時間: 2012-08-10 09:25:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 良い成績には支援体制が必要

■民間の支援だけではリソースの十分な活用は困難

■様々なスポーツ体制の併存を積極的に試す

世界のトップ選手が集まるオリンピックでは、競争が熾烈化している。ハイレベルの選手の育成は個人の才能と努力だけでなく、選手の背後の支援体制にもかかっている。「1分間の試合には10年間の努力」と言う。この「10年間の努力」には、ハイレベルの選手を育成する体制をどう築くかも含まれる。

探求から強化へ。挙国体制はオリンピック参加の歩みと共に前進を続けている。挙国体制は限られたリソースの効果的な配置と投入を意味する。明確で揺るぎない目標と粘り強い努力を意味する。競技場の選手はみな、勝利には集中が必須であることをわかっている。オリンピックという競技スポーツの最高の舞台において、挙国体制は集中的な育成システムを構成しており、その成果はまさしく努力に対する報いである。

好成績を目指す種目や選手育成の方法が違っても、国情と発展段階に沿ってさえいれば、いずれも選択肢にできる。中国スポーツの過去数十年間の歩みにおいて、挙国体制はブレークスルーを力強く支え、大きな功績を打ち立てた。この歴史事実を否定することは、スポーツ界の先人を尊重しないに等しい。また、この基礎がなければ中国スポーツ改革の出発点を見出すことも難しい。

ロンドン五輪で好成績を挙げた中国選手は例外なく挙国体制による育成を受けている。現実的環境において、社会や個人のみの力でこのような成績を挙げるのは不可能だし、人的資源を十分に活用することもできない。今後一定期間、様々なスポーツ体制の併存を積極的に試みるべきだが、柱となるのは依然として挙国体制である。

オリンピックを舞台とする世界のスポーツ交流において、中国はスポーツ先進国から学び、自らも学ばれる対象となっている。日本は2001年に「メダル倍増戦略」を採択。少年選手からトップ選手までの育成ルートを構築するとともに、各種目の協会がスポーツ医学、スポーツ科学、情報分析などの面で相互支援する体制を確立した。この点で一歩リードしている日本体操協会は、近年成果を挙げ始め、内村航平などの世界レベルの優秀な選手を輩出した。

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