日本政府は、中国側のやり方・習慣を理解していると思い込み、中国人の怒りは一時的なもので、中国政府の反発も適度なものに留められると勝手に考え、何とか危険を乗り切れるのではと思っている。しかしながら、日本の計算は完全に外れている。中国の民意をないがしろにすれば、社会の反日ムードがさらに高まるだけだ。中国の領土主権を守る意志と決心を低く見積もれば、日本はより大きな代価を支払うことになるだろう。釣魚島問題は短期的な対立ではなく、長期的な持久戦である。中国側は最後までこれに付き合い、半歩も引き下がらない。
民意とは水である。水は舟を浮かべることができるが、これを覆すこともできる。中日の前の世代の指導者は、卓越した知恵と見識により、中日関係の「もつれ」を解消した。両国の国民は頻繁な民間交流を経て、相互信頼の堅固な基礎を築き、中日の大局を共に支え、両国の数十年間の友好的な協力関係を維持した。現在、日本の反中的な右翼勢力が幅を利かせ、両国関係の基礎に壊滅的な打撃を与えている。
「国恥」による屈辱と試練を乗り切った中華民族は、平和を最も惜しみ、侵略を最も憎み、領土主権を守る上で最も固い意志を示す。「国恥を忘れず、中華を新興せよ」が今日叫ばれており、日本の陰謀が目的を達することは絶対にない。日本政府が中国の民意の強い反発を無視し、「火遊び」を続けるならば、それにより生じる悪い結果を自ら負担することになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月19日