◇中国とのパートナーシップはより重要
日本メディアは、「安倍政権の上述した外交政策は、日本と民主制度を推進・共有する国家との価値観外交を実施し、対中外交の有利な情勢を形成することを目的とする」と伝えた。
しかし安倍氏の「包囲・抑制戦略」は、日本メディアから疑問視されている。毎日新聞は8日に掲載した社説の中で、対中国包囲網の構築は慎重に行い、余り露骨にやるべきではないと安倍氏に呼びかけた。
同社説は、「価値観外交の推進よりも、中国の政府首脳・外相との対話実現のほうが重要だ。中国を日本の責任感ある戦略パートナーとし、地域の秩序安定に共同参画させるべきだ」と主張した。
同社説はまた、歴史問題を適切に処理するよう安倍氏に促し、「仮に新たな安倍談話(日本政府の歴史観を示すもの)の内容が、村山談話から後退するものとなった場合、アジア太平洋地域との関係強化にとって不利になる。歴史認識問題を注意し、慎重になるべきだ」と締めくくった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月10日