日本の防空識別圏、中国の領海を範囲内に

日本の防空識別圏、中国の領海を範囲内に。 日本メディアはこのほど、中国が日本の「防空識別圏」内で緊急出動という「過激」な手段を取り、自衛隊の航空機に対応し、米軍機に「つきまとっている」と報じている。また日本は早期より釣魚島(日本名:尖閣諸島)海域を防空識別圏に収めており、航空機が同空域に入った場合、日本の戦闘機による阻止を受けると伝えられている。いわゆる防空識別圏とは、いったい何なのだろうか…

タグ: 釣魚島 防空識別圏 航空機 空母

発信時間: 2013-02-10 09:49:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本メディアはこのほど、中国が日本の「防空識別圏」内で緊急出動という「過激」な手段を取り、自衛隊の航空機に対応し、米軍機に「つきまとっている」と報じている。また日本は早期より釣魚島(日本名:尖閣諸島)海域を防空識別圏に収めており、航空機が同空域に入った場合、日本の戦闘機による阻止を受けると伝えられている。いわゆる防空識別圏とは、いったい何なのだろうか。

防空識別圏とは、一国が空中防御の需要に基づき定める空中早期警戒範囲であり、軍の迅速な対応に役立てられる。一般的に、不明機が防空識別圏内に入った場合、関連国は戦闘機を緊急発進させ、パイロットの目視により識別し、かつ近距離追跡を維持する。しかし目標物が当該国の領空に入るまでは、着陸の強制や撃墜などの措置を講じる権利はない。これを行った場合、国際法に著しく背くことになる。防空識別圏は一つの防御措置に過ぎず、国際法における主権の範疇に属さず、拘束力を持たない。防空識別圏はその他の国家の安全を脅かしてはならず、他国の領空を侵犯してはならない。

日本は現在一方的に、東中国海の上空に防空識別圏を設定している。日本の防空識別圏は東経125度以南を進み、北緯30度を経てから北緯25度・東経120度の方角(南西の方角)に向かい、東経123度に達してから真南に折れる。そのうち中国に最も近い空域は、浙江省の海岸から約130キロしか離れていない。これには釣魚島が含まれるばかりか、日本が自ら主張する東中国海の中間線を越えており、中国が東中国海に持つすべてのガス田を収めている。中国の航空機は本国の近海、東中国海の排他的経済水域の上空を正常飛行したとしても、日本の定める防空識別圏に「侵入」したことにされる。しかも日本の防空識別圏の北西部は、ロシアの海岸からわずか50キロしか離れていない。

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