今年の両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)では新たな国家機関指導者が誕生し、中国の小康(ややゆとりのある)社会の全面的な建設の新たな出発点となる。この歴史的な節目に、海外メディアの視線は両会に引きつけられている。海外の専門家は、「今後数日に渡り、世界2位の経済大国はスポットライトを浴び、全世界の注目を集めるだろう」と指摘した。
指導層、改革のシグナルを発する
両会開幕前に海外メディアによって最も頻繁に報じられた言葉は、「改革」だ。海外メディアは、「次の中国共産党指導層は中国の道に対して自信を深めており、強い改革のシグナルを発し、世界に希望を抱かせている」と伝えた。英紙フィナンシャル・タイムズは、「新たな指導層の頻繁な動きに伴い、中国の新政の原型が示されている」と報じた。
英紙デイリー・テレグラフは、習近平総書記の「鋭い批評を受け入れなくてはならない」という講話は、改革推進を願う人々を励ますものだと伝えた。
米AP通信は、「中国の新たな指導層は両会という注目度の高い場において、中国の未来に関する計画を立て、繁栄・富強・公平による社会を構築する」と指摘した。また過去数ヶ月に渡る腐敗撲滅・清廉な気風の推進を例にあげ、「中国共産党の新たな指導者は課題をチャンスに変化させ、中国人および全世界に、中国の未来に希望を抱かせた」と驚嘆した。
新政府の直面する課題とは?