インドの3月からスタートする新会計年度の軍事予算は、370億ドルを上回る。軍事費の増加は、インドに「合理的な懸念」があるためだという。
米CIAの関係者は、「中国はパキスタンの盟友であり、必然的にインドの敵国である。自国の支配権を確保するため、インドは強力な軍隊を欲している。誰もが自らを武装化する必要があるのだ」と語った。
イラクとサウジアラビアも、同リストに名を連ねた。Bucci氏は、「イラクは、2003年より米軍の庇護下にある本国軍隊の再構築を試みている。サウジアラビアはイランを懸念しており、また隣国に強いイラクが誕生することを懸念している」と指摘した。アルジェリアは豊富な石油資源により大量の収入を獲得しており、軍隊建設を行う余裕が生じたため、同リストに名前があがった。アルジェリアの2013年度の軍事費は、100億ドルを上回る。
同リストで最後に残されたのは、ロシアだ。報道によると、ロシアの軍事費は2015年に970億ドルに増加する見通しだ。
Bucci氏は、「ロシアの利益は、再び軍事大国となることだ。ロシアはかつての超大国の地位を取り戻し、旧ソ連圏で支配権を得ようとしている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月7日