インドのニュースサイトIBNLiveは3月18日、「中国は既存の潜水艦用原子炉を用い、原子力空母を建造しようとしている。この情報は、インドに警鐘を鳴らした。中国の空母はインド洋の巡航に用いられるためだ」と伝えた。報道の内容は下記の通り。
中国船舶工業集団公司がこのほど自社のウェブサイトで発表した文章は、中国が既存の潜水艦用原子炉を基礎とし、原子力空母を建造することに関する議論を巻き起こした。インド海軍は、中国がインド洋に進出するための長期的・持続的な戦略を計画していると見ている。中国の大部分のエネルギー供給は、インド洋を通過しなければならない。
中国は2008年より準備を始めており、マラッカ海峡に近い南中国海の海南島に建設した潜水艦基地が、稼働を始めている。
中国がモルディブに圧力をかけ、現地での海軍潜水艦基地の建設を認めさせようとしているという噂が、この数ヶ月に渡りエスカレートし続けている。20世紀末から現在に至るまで、中国政府はエネルギー戦略の安全を保障し、中国のインド洋における石油輸送の安全を守るため、モルディブ・マラオ島の海軍潜水艦基地の建設を検討してきた。中国はまた、スリランカのハンバントタ国際空港の援助を行なっている。中国は最近、さらにパキスタンのグワダル港(水深が14メートルに達し、大型船舶の停泊が可能)の運営権を取得した。