ロシアの軍事月刊誌『国防』は2013年2月号で、「ミサイル艇は21世紀20年代に復興の時代を迎える。中国、インドネシア、パキスタン、イラン、ミャンマー、韓国、トルクメニスタン、アラブ首長国連邦、ノルウェー、ギリシャ、エジプトなどの海軍が各種ミサイル艇を配備しており、しかも同リストはさらに拡大される可能性がある」と伝えた。「環球ネット」が伝えた。
中国のミサイル艇技術は世界トップ水準に達しており、特に022型ミサイル艇(双胴船)はステルス性能が高く、満載排水量は224トン、全長は42.6メートル、幅は12.2メートルに達する。2基のディーゼルエンジンと4基のウォータージェット推進器を搭載し、最大航行速度が36ノットに達する。主力武器には8発のC-801・803シリーズの対艦ミサイル(射程距離は120−180キロ、弾頭の重量は165キロ)があり、他にも「紅鳥」巡航ミサイルを搭載し、600キロ内の陸の目標を攻撃できる。主な防空武器は、FLS-1携帯式防空ミサイルシステム、ロシアAK-630をベースとする中国産の6連装30ミリ口径艦砲がある。乗員数は12人で、自動化水準が高い。価格も約4000万ドルと割安だ。中国海軍は2004年から現在まで、022型ミサイル艇を83隻配備している。
中国はミサイル艇の開発・配備大国であり、またミサイル艇および関連する武器技術の輸出大国でもあり、関連製品が各国から歓迎されている。インドネシアは今年1月23日に3隻目のKCR-40級国産ミサイル艇を配備したが、主な武器は中国から輸入した4発のC-705対艦ミサイルだ(最大射程距離は120キロ、弾頭の重量は110キロ)。インドネシアは昨年5月より、KCR-60M級大型ミサイル艇の1番艇の建設に着手しており、威力・射程距離の面でC-705を上回る、中国産のC-802対艦ミサイルを選択した。