外交部(外務省)の洪磊報道官は13日、李克強総理が5月19日から27日にかけてインド、パキスタン、スイス、ドイツを公式訪問すると発表した。外国メディアはこの情報に強く注目している。環球時報が伝えた。
ロイター通信は13日付で「李克強総理は就任後初の外遊先としてインドとパキスタンを訪問する。この1週間の駆け足外遊にはスイスとドイツも含まれる」「中印両国は最近新たな国境対立に陥り、インドが軍事建造物の撤去に同意することで、ようやく事態が沈静化した。先週のインド外相の訪中でも、この問題が話し合われた」と指摘。「中国高官のインド訪問はパキスタン訪問を伴うのが常だ。中国とパキスタンは互いに『外的環境の変化に左右されないパートナー』と呼んでいる。」と報じた。
インドPTI通信は13日付で「李克強総理は就任後初の訪問国としてインドを訪問。3日間滞在し、シン首相などインドの指導者と会談する。李総理はパキスタンへ向かう前にインドの金融の首都・ムンバイも訪問する」と報道。「中国の新指導部はロシアとインドを最初の訪問国に選び、インド政府との友好関係の一層の発展に尽力するとのメッセージを発した」と指摘した。