中国北京国際科学技術産業博覧会(CHITEC)でこのほど、中航工業と北京航空航天台学は2012年度「国家技術発明賞一等賞」を受賞した、航空機用チタン合金大型全体重要部材レーダー成形技術、および同技術によって生産された5平方メートルのチタン合金強化フレームを共同展示した。
海外メディアの報道によると、3Dプリント技術は中国が開発中の初の空母艦載機であるJ-15、多目的戦闘機のJ-16、第5世代大型戦闘機のJ-20、第5世代中型戦闘機のJ-31、および民間大型航空機のC919に導入されている。
中国中央テレビ(CCTV)のニュースチャンネルの報道によると、J-15の孫聡チーフエンジニアは両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)の開催期間中、「チタン合金とM100ステンレスの3Dプリント技術は、すでにJ-15のベアリング部分(前脚全体を含む)に幅広く採用されている」と語った。
西北工業大学材料科学院の黄衛東教授の研究チームは、C919の翼の重要部品として、全長3メートルのチタン合金部材を生産した。黄教授は、「中国が伝統的かつ複雑な製造技術に代わる3Dプリント技術を発展させ、すでに20年弱が経過する」と述べた。
中国は現在、12平方メートル以上の複雑なチタン合金部材をレーザー成型する技術と能力を持っている。
3Dプリント技術の応用により、国産の最先端戦闘機の開発を大幅に加速できる。レーザーチタン合金製計技術は低コスト・高効率の特徴を持つ。瀋陽飛機工業集団は1年内に、J-15、J-16、J-31などの戦闘機を組み立て、試験飛行を実施している。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月4日