ホワイトハウスが2011年に公開した写真から、オバマ米大統領がブラジルを訪問した際に、機密情報を隔離するために使用する特殊な「機密漏洩防止テント」で自国と電話する様子が分かる。
米政府が「プリズム」というプログラムを使用して、米国民や他国の市民の個人情報を監視・収集していたことを暴露したエドワード・スノーデン氏が再び、新たな情報を暴露した。スノーデン氏によると、かつて、G20首脳会議でホスト国である英国の情報機関が各国代表団の電子メールや携帯電話を傍受し、南アフリカやトルコの首脳及び当時のメドベージェフ露大統領などもその対象だったという。このような事件が相次いで明らかになる中、国家がどのようにして通信傍受による情報漏洩を防いでいるのかが気になる。もちろん、これを最も得意としているのは他人の秘密を盗聴するのが好きな米国だろう。
米国家安全保障局(NSA)はオバマ大統領用に機密の漏洩を防ぐ特殊な携帯電話を製造している。この携帯電話はいかなるハッキングや盗聴、スパイ行為をも防ぐことができる。それでも、機密事項について携帯電話で話し合うことは禁じられているという。携帯電話のほか、各国のリーダーのオフィスにはより専門的な機密漏洩防止システムが導入されている。米国では、大統領には専用のセキュアな通信システムが開発されており、電話には盗聴防止特殊モジュールが搭載され、通話を暗号化して送信するため、電話を受ける側にも特殊な機器を搭載して暗号を解読する必要がある。このようなシステムが導入されていれば、第三者に盗聴されても、会話の内容が外に漏れ出ることはない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月19日