米国のニュースサイト「ワシントン・フリー・ビーコン」が7月23日に掲載した文章によると、米国防省の官僚は、中国海軍が2014年にミサイルを搭載した新型戦略原子力潜水艦の初の遠洋航行を実施する見通しだと予測した。
米軍の中国戦略原子力潜水艦部隊に対する評価に詳しい米国のある官僚は、新型の潜水艦発射弾道ミサイル「巨浪-2(JL-2)」を搭載した潜水艦が2014年に遠洋航行を開始するとの予測を示した。この「原子力潜水艦」とは、094型原潜のことである。
文章によると、中国海軍の094型原潜は大量のJL-2を搭載して遠洋航行すると見られる。2014年に実現すれば、中国が本土の海岸から離れて核ミサイルを搭載し任務を執行するのは1980年代末いらいとなる。
米国防省の官僚は、JL-2は中国の戦略核兵器庫にある4種の新型長距離ミサイルの1つであり、米国に「潜在的な最初の攻撃」を行うこともできると話す。米空軍が所轄する国家航空宇宙情報センターは7月、ミサイル威嚇に関するレポートをまとめ、JL-2により、中国の原子力潜水艦は本土の海岸周辺の作戦区域で初めて米国の一部地域をターゲットにした任務を行えるとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月25日