王毅外交部長(外相)は15日、フランスのファビウス外相と北京で会談した。
王毅外交部長(外相)は15日、フランスのファビウス外相と北京で会談し、シリアなどの問題について意見交換した。
王外交部長は「中国は露米がシリアの化学兵器問題について枠組み合意に達したことを歓迎する。われわれはシリア政府が化学兵器禁止条約への加盟を決定したことも評価している。これによって一触即発だったシリア情勢が緩和され、シリア化学兵器問題の平和的手段による解決の展望も開けた。化学兵器の廃棄を含むシリア問題の解決をできるだけ早く国連の枠組みの中で推し進め、安保理がしかるべき重要な役割を発揮することを希望する。われわれは化学兵器禁止機関が国際社会の支持の下、中立、客観、公正、専門的姿勢で作業を行うことも期待している」と表明。
「軍事的手段では問題は解決できない。政治的解決がシリア問題の唯一の、現実的な出口であり、シリアの化学兵器廃棄プロセスと並行して推し進めるべきだ」と強調したうえで、シリア国内での戦闘と暴力を直ちに停止して、化学兵器の廃棄開始および第2回ジュネーブ国際会議のできるだけ早い開催に必要な環境を整えるよう呼びかけた。
ファビウス外相は「露米枠組み合意は重要で前向きな進展だ。関係各国がチャンスを捉え、政治的解決を加速することを希望する。国連安保理はより大きな役割を発揮すべきだ。中国側との意思疎通、調整を強化したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月16日