三、ブルネイ訪問について
(劉氏)ブルネイは今年のASEAN議長国だ。中国とブルネイの交流には長い歴史がある。国交樹立から22年間で、両国関係は長足の発展を遂げた。双方の指導者は頻繁に交流し、経済・貿易協力は大きな成果を上げている。双方はエネルギー、インフラ整備、農業、漁業、防衛、人的・文化交流など各分野の協力を開拓し続けている。
李総理の今回の訪問は両国の伝統的友情の発揚、戦略的協力関係の発展にとって重要な意義を持つ。訪問中、李総理はハサナル・ボルキア国王との会談、王室表敬訪問、国王主催の歓迎パーティーへの出席を予定している。双方は共同声明を発表し、協力文書に調印する。
四、タイ訪問について
(劉氏)タイはASEANの重要な構成国であり、現在中国・ASEAN関係の調整国を担当している。中国とタイには千年以上の友好的往来の歴史がある。国交樹立から38年、双方は経済、貿易、人、文化、教育、科学技術、防衛分野で全面的で踏み込んだ、成果に富む協力を繰り広げてきた。2012年に両国は包括的・戦略的協力パートナーシップを構築した。タイは中国にとってASEAN第2の貿易パートナーだ。双方は地域、国際問題でも緊密な調整と協調を維持してきた。
李総理の今回の訪問は両国の包括的・戦略的パートナーシップの深化にとって重要な意義を持つ。李総理はタイの王室、政府、議会の首脳と会談し、両国関係および関心を共有する国際・地域問題について踏み込んで意見交換する。また、タイ国会での演説、バンコクで開催される中国高速鉄道展への出席、社会各界との幅広い接触を予定している。双方は「中国・タイ関係発展長期計画」を共同発表し、協力文書に調印する。