李克強総理は23日午前、インドのシン首相と人民大会堂で会談した。両首相は新時代の中印関係の包括的で急速な発展の推進について重要な共通認識にいたった。
李総理は「中印は重要な隣国、協力パートナーとして、互いの発展はチャンスであり、両国が手を携えて協力し、共に発展を図ることは、両国の25億人により良い生活を実現するだけでなく、アジアさらには世界に計り知れない影響をもたらす」と指摘。「インド側と共に努力して、信念、根気、決意をもって中印関係の一層の発展を促したい」として次の提案をした。
(1)戦略・安全保障協力を深化する。上層部の定期的な相互訪問・接触を継続し、両国関係の大きな方向性をしっかりと把握する。
(2)経済・貿易協力の潜在力を掘り起こす。各分野の実務協力を開拓し、貿易と投資を同時に後押しし、均衡的発展を実現し、両国の地域貿易協定交渉を早期に始動し、産業パーク建設や鉄道などインフラ協力を強化し、中印両大市場の連結を促進し、バングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊の建設を推進する。