3カ国の首相が同時訪中 世界史でも稀に見る「偶然」に

3カ国の首相が同時訪中 世界史でも稀に見る「偶然」に。 ロシアのメドベージェフ首相、インドのシン首相、モンゴルのアルタンホヤグ首相が、同じ日に訪中した。これは単なる偶然であるかもしれないが、多くの専門家はその偶然の裏側にある深い含意を読み取っている。これらの会談の主要議題が、経済であるか政治であるかについて、専門家の意見は一致していない…

タグ: 首相 訪中 エネルギー 経済 投資

発信時間: 2013-10-25 13:49:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

オストロフスキー副所長は、「中国が海外で巨額の投資を実施する中、投資が不足している多くの国が、投資を提供してくれる中国に向かうのは自然な流れだ。3カ国の首相は、投資関連の協力発展について興味を示した。ウクライナのヤヌコーヴィチ大統領は12月に訪中するが、これは資金援助を要請するためだ。ベラルーシのルカシェンコ大統領も先ほど訪中し、巨額の投資を獲得した。その目的はただ一つ、中国の安価な貸付の獲得であり、その他のいかなる目的もない。経済利益が最優先されるのだ。当然ながらこれらの国家が中国と緊密な経済関係を構築すれば、自ずと政治的な結果が生まれる。しかし今日最も重視されているのは経済面のことだ」と説明した。

メドベージェフ首相の訪中期間、両国は20を超える部門間・企業間の協力に関する文書に署名した。その中には、総額が数十億ドルに達する石油事業の提携も含まれた。ロシア天然ガス大手ノヴァテクは中国石油天然気集団公司と液化天然ガス売買基礎条件合意書に署名し、ロシア国営石油会社ロスネフチは中国石油化工集団公司と前払いの石油輸出備忘録に署名した。ロスネフチと中国石油天然気集団公司は、天津市の製油所建設の進捗状況について、原則的な合意に達した。同プロジェクトの投資額は、100億ドルに達する。

署名されたこれらの経済協力に関する文書の裏側には、政治的動機が隠されている。中国はエネルギー安全保障がなければ、世界一の経済大国になるという大きな目標を実現できない。ロシアも対外政策の多元化を進め、アジア太平洋諸国に積極的にシフトしている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月25日

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