日本は今週金曜日、3万4000人の隊員を動員し、大規模な離島奪還訓練を実施し、釣魚島(日本名・尖閣諸島)から約150キロの地点に対艦ミサイルを配備する予定だ。その射程距離は重要な海上ルートである宮古海峡を「封鎖」するに足り、釣魚島を射程範囲内に収めることができる。関連海域は、中国の艦艇・航空機が太平洋に出入りするため、必ず通過しなければならない。
日本側の挑発に対して、香港紙・文匯報は30日に軍事専門家の観点を引用し、「対艦ミサイルの配備と使用は、深刻な戦争のエスカレート行為である。しかし中国軍は日本の立体的な封鎖に対抗する能力があり、各方面から海・空の兵力を同時に動員し、いわゆる封鎖を突破することが可能だ」と伝えた。
軍事専門家の李莉氏は、「日本はこれまで関連島嶼にレーダーを配備している。今回さらに対艦ミサイルを配備したのは、宮古水道(宮古海峡)を封鎖するためだ。宮古水道は近年、中国海軍が西太平洋に出入りする重要ルートとなっており、北の沖縄県那覇市から300キロ、南の台湾島からわずか330キロ、西の釣魚島からわずか100キロ余りしか離れていない。その地理的位置は重要で、日本が今回対艦ミサイルを配備したのは、宮古水道に対する効果的なコントロールを目的としている」と分析した。
軍事専門家の尹卓氏は、「日本は中国を見据え対艦ミサイルを配備する。演習は一つの姿勢を示すためで、島嶼を占拠するほか、反撃を受けた状況の中でより大規模な武力を動員し、戦争のエスカレートに備える。対艦ミサイルの使用は、深刻な戦争のエスカレート行為である」と指摘した。