中国が防空識別圏を設定③防空識別圏が重複した場合は?

中国が防空識別圏を設定③防空識別圏が重複した場合は?。

タグ: 防空識別圏 東中国海 釣魚島

発信時間: 2013-12-06 11:16:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

防空識別圏は各国が自国の地理的条件および防衛の需要に基づき設定するため、重複する場合もある。中国の専門家は、「重複する空域では、各国が意思疎通を強化し、共に飛行秩序を守ることが重要だ」と指摘した。

軍事専門家の孟祥青氏は、「重複する空域では一般的に、互いに情報を通知し、密接な意思疎通を維持する。次に協議によりある程度の規則を設定し、共に処理・コントロールすることで衝突を避ける。防空識別圏内では、識別そのものが意思疎通の過程となる。正常な状況の場合、地上から関連部門への報告にせよ、空からの報告にせよ、相手に識別させることは一種の意思疎通だ。識別させない、同空域内に長時間留まる、急に方向を転換する、領空に接近するなど、敵意が存在すれば、衝突が発生する可能性がある」と分析した。

釣魚島及びその付属島嶼は古来より中国固有の領土であり、中国の設定した防空識別圏には当然ながら釣魚島の空域も含まれる。孟氏は、「釣魚島を防空識別圏内に収めたことは、釣魚島の領土主権を守る中国の決意を示した」と述べた。

孟氏は、中国による東中国海の防空識別圏の設定は「現状を変えるものだ」という批判に対して、「この批判はまったく理にかなっていない。現状が釣魚島問題を指すのならば、日本政府の島の購入という茶番劇がなければ、いわゆる現状は変わらなかったはずだ」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月26日

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