同誌は、殲10BがDSIエアインテークに変更したことよりも更に注目される点は、レーダー電子設備の全面的なアップグレードで、状況認識力が質的に高まったと伝えた。
徐勇凌氏によれば、従来の機械式スキャン機能のレーダーに比べ、AESAのメリットはより包括的で、探知距離がより遠く、精度がより高く、反応がより速く、多目標攻撃能力がより強く、対妨信能力がより強く、耐摩耗性と信頼性がより高くなり、さらに電子戦の機能を加わったことだ。
特にカギとなるのは、AESAがステルス空中戦の時代の要求に非常に合っていることだ。ステルス目標の探知が得意で、従来のレーダーよりもはるか遠くからステルス機やステルス巡航ミサイルを発見できる。また、AESAには「特技」がある。それはレーダーのサイドローブが非常に小さいため、敵がそのレーダー波を探知するのが非常に難しいのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月18日