日本国首相の安倍晋三は歴史問題における誤った言動で国際社会の激しい非難を受けながらも、依然として頑なに改めず、気炎を吐き、過ちに過ちを重ねている。
しばらくの間というもの、安倍は様々な場で自身の靖国神社参拝のために詭弁を弄し、あらん限りの力を尽くして概念をすり替え、ありもしない事を捏造し、牽強付会を図っている。中でも最も荒唐無稽なのが、ダボスでインタビューを受けた際に、あろうことか中日関係を第1次大戦前の英独関係になぞらえ、歴史の錯覚を引き起こす手口で国際社会の視線をそらし、根本的是非を曖昧にしようと企てたことだ。
安倍の腹心たちもせわしく動き続けている。跳び出てきては南京大虐殺を否認し、日本軍国主義に対する国際社会の正義の審判に疑問を呈する者がいる。平和憲法無効説を騒ぎ立て、世界反ファシズム戦争の勝利後に形成された平和維持の国際秩序の打破を企てる者がいる。教科書検定基準の改定を急ぎ、侵略の史実を曖昧にし、古来中国の領土である釣魚島(日本名・尖閣諸島)を「日本固有の領土」と記すよう各出版社に要求する者がいる。日本軍による「慰安婦」強制連行という動かぬ証拠のある犯罪行為について愚かにもしらを切ろうとする者がいる……
根本的是非はいささかたりとも曖昧にしてはならない!日本右翼政治屋たちの拙劣なパフォーマンスは、歴史の大舞台にたまに現れるピエロの動きのように見えるが、その魂胆に対して世界の人々は一段と警戒心を抱かざるを得ない。歴史の改竄、良識への挑戦、正義への抵抗。これは、この上なく危険なことだ。かつて戦争を発動したドイツと同じだと中国を非難するのは、平和の道に背離する日本右翼の誤った行動を覆い隠すためだ。彼らは歴史の錯覚を引き起こそうとしているが、これは本質的に国際正義を軽視するものだ。