年に1度の省級地方両会が相次いで開催されている。全国31省(直轄市、自治区。以下同)のうち安徽省、海南省、湖南省が春節(旧正月。今年は1月31日)後に開催するほか、昨日までに13省ですでに閉幕し、15省で開催中だ。昨年末に「八項規定」が打ち出されて以来、2回目の地方両会だ。厳しい規則の下、会期の短縮、花を飾らない、送迎を用意しないなどの規定がしっかりと実行されている。この他、灰皿を置かない、出稼ぎ労働者の代表を傍聴に招待するといった自主的な措置も会場内外でよく見られる。専門家は今年の地方両会の特徴として倹約、実務的、効率的を挙げる。
■人事:規律違反の幹部は解任
「両会」では人民代表大会や政協の補選も複数の省で行われている。規律や法律に違反した容疑で解任された幹部複数が、両会期間に人民代表大会や政協の職も解かれた。河北省と新疆の省級地方両会では、人民代表大会常務委員会主任の任免も行われた。河北省では周本順氏が人民代表大会常務委員会主任、新疆では雪克莱提扎克爾(音訳)氏が新疆維吾爾(ウイグル)自治区人民代表大会常務委員会主任に選出された。
■食事:セルフサービス、家庭料理が中心
今年の地方両会では浙江省、新彊維吾爾自治区、雲南省、江蘇省、貴州省、河南省、甘粛省、湖北省、重慶市、天津市、広東省、広西チワン族自治区、四川省がセルフサービス式の食事を採用。高級料理や酒を用意しないことも各地の共通認識となっており、メニューは家庭的な料理が中心だ。
雲南省などの両会は各代表団、大会事務局による宴席や贈り物の贈呈なども禁じた。江蘇省、新疆維吾爾自治区、北京市などの代表や委員の滞在するホテルでは、フルーツを用意することも止めた。
「人民網日本語版」2014年1月23日