(4)農業近代化の促進
中央予算に水利関連費700億元余りを計上し、各種重点水利事業を支援する。電気、道路、ガス、通信など農村のインフラを整備し、農村の危険な住宅260万世帯を改修し、農村道路20万キロを改修する。農村人口6000万人の飲料水の安全の問題を解決する。
(5)都市化の推進
当面、「3つの1億人」問題の解決に重きを置き、約1億人の農村部からの転入人口の都市部における戸籍登録を促進し、約1億人の居住する都市部内のバラック密集地や取り残された地区を再開発し、約1億人の中西部地域の近隣での都市化を誘導する。
(6)イノベーション・アップグレード
科学技術体制改革を加速する。産業構造調整は改革に頼り、「進退」を並行して推し進める。「進」とは主に、生産的サービス業を優先的に発展させ、文化クリエイティブおよびデザインサービスと関連産業の融合発展を促進し、保険、商務、科学技術などのサービス業の発展を加速することを指す。「退」とは、生産設備の過剰状態が深刻な業種に対して、環境保護、エネルギー消費、技術などの基準を強化することを強調する。今年は鉄鋼2700万トン相当、セメント4200万トン相当、板ガラス3500万TEU相当の立ち後れた生産設備を淘汰する。
(7)社会建設の強化
貧困地区農村の学生の重点大学進学数をさらに10%増やし、さらに多くの農家の子女に進学の機会を与える。都市部と農村部の基本医療保険への財政補助水準を1人当たり320元にまで高める。県レベルの公立病院の総合改革試行県を1000県にまで拡大し、農村人口5億人をカバーするようにする。