マレーシアの元副首相、現野党指導者のアンワル・イブラヒム氏(66)は19日、新京報記者の取材に応じ、ザハリー・アハマド・シャー機長(52)は本来このフライト担当ではなく、ギリギリになって担当が決まっていたことを明かした。
同氏はまた、マレーシア軍がレーダーに関する専門的知識を驚くほど備えていないことも明かした。
「彼らはレーダーに関してはまったく専門的な知識を備えていない。このレーダーは私が1993年に財務相を勤めているときに購入したもので、彼らは未だにレーダーの情報さえ最大限取り出せずにいる。私の知る限りでは、このレーダーシステムはすべての機体の型を判別することも可能なはず。」(同氏)
同氏によると、現在使用されているレーダーは、当初マレーシア軍がレーダーシステムのグレードアップを必要としていたために新しく購入されたもの。「このレーダーシステムは自体はしっかり稼動しているはず」(同氏)と嘆く。
今回の事件に対する政府与党の対応には不満があるとしつつも、政府は情報を隠していない可能性があると同氏は話す。「恐らく政府は機体がどこに行ったのか本当に分からないのだと思う」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年3月20日