習近平国家主席は昨年カザフスタンを訪問した際に、「シルクロード経済ベルト」の建設を提唱し、インドネシアを訪問した際には「21世紀海上シルクロード」の建設を提唱した。また中国とバングラデシュ・インド・ミャンマーによる「経済回廊」、中国―ASEAN自由貿易区のアップグレード版などは、中国のみならずアジア全体に利益をもたらすため、アジア諸国から賛同を得ている。
アジアの運命は、アジアの手に握られている。これは一部のアジア以外の大国にとって、一つの脅威である。東アジアの産業の富、中央・西アジアの石油の富が融合し、アジア以外の大国の抑制から離れれば、近世になり形成された西側覇権主義の体制が揺らぐだろう。長期的にアジア事業に介入してきた大国は、アジア諸国と発展・安全を共有することに慣れていない。これはアジアの両翼で近年、国際関係の緊張および内戦が発生している原因であり、覇権主義国は表と裏からこれを操った。
アジア諸国の繁栄と共同発展の流れは、いかなる外部の力によっても阻むことができない。歴史の大勢に順応するため、アジア諸国は歴史の意識を高め、より高いレベルの協力を推進するべきだ。また米国、欧州、その他の国は、方針を変えればアジアの大合唱に加わり、アジア文明の進歩の成果を共有することができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年4月11日