見所1 会期
改革開放以来、最も遅い時期に開催
中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)が、10月20日から23日にかけて開かれる。新京報の統計によると、これは改革開放以来、最も遅い時期に開催される四中全会だ。
改革開放以来、四中全会は10月までに開かれていた。特に第18期四中全会以来、会期は通常9月に設定されていた。第14期は1994年9月25−28日、第15期は1999年9月19−22日、第16期は2004年9月16−19日、第17期は9月15−18日。
昨年の第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)もまた、20数年来で最も遅い時期に開催された三中全会だった。1993年11月11日の第14期三中全会以降、三中全会は基本的に10月に開催されていた。第18期は、2013年11月9日に開かれた。
見所2 議題
国の法治を初めて専門的に議論
今年の四中全会は国の法治に関する問題について専門的に議論する。これは中国共産党の歴史上、初のことだ。
第14期四中全会以来、中央委員会は7回の全体会議を開いている。中国共産党中央党校の張希賢教授は新京報のインタビューに応じた際に、「一中全会は党の新指導部を決め、二中全会は全国人民代表大会、国務院、全国政治協商会議、最高裁、最高検察の人事異動に向け準備をし、七中全会は次の党の全国代表大会の準備をする」と説明した。
上述した全体会議を除く4の全体会議の任務とテーマにも差がある。張氏は、「これまでの慣例によると、三中全会は一般的に経済と改革に、四中全会は党の建設に焦点を絞り、五中全会は五カ年計画に注目し、六中全会は文化の建設について議論する」と述べた。
昨年の三中全会は、「法治中国を建設し、国の法治、法に基づく政権運営、法に基づく行政の共同推進、法治国・法治政府・法治社会の一体化建設を貫く」と発表した。専門家によると、法治中国の建設の具体的な措置に関しては、四中全会で詳細化される見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月13日