13日午前10時、中国初の南京大虐殺犠牲者国家追悼日が執り行われた。習近平国家主席が出席し、重要な談話を発表した。追悼日の当日にまったく動きを見せなかった日本メディアは、14日に1面もしくは重要な紙面でこの情報を伝えた。国際世論もこれに注目を続けている。
英BBCは報道の中で今回の国家追悼日の概況について触れ、中日関係は近年緊張しており、南京大虐殺は両国関係で最も敏感な問題だと称した。BBCは、「我々はある民族内で少数を占める軍国主義分子が発動した侵略戦争を理由に、その民族を憎むことはない」という習主席の談話の内容を引用し、追悼式の目的は憎しみの宣伝ではなく平和の促進だと伝えた。
英ガーディアン紙は長編記事と動画により、中国の国家追悼日の流れを伝え、「戦争の罪の責任は、少数の軍国主義分子や国民にあるのではないが、人々はいかなる時も侵略者が犯した重大な罪を忘れるべきではない」という習主席の談話の内容を引用した。ガーディアン紙はまた、国家追悼日に出席した人々、追悼日を報じたメディアに注目した。
米フォックス放送は国家追悼日と南京全市の黙祷について報じ、「中国は記念活動の格を上げ、日本の侵略者に関する記憶を呼び覚ました。中日関係は近年、低迷に陥っている」と伝えた。