中国機による「危険な接近」、米軍機による近接偵察が原因

中国機による「危険な接近」、米軍機による近接偵察が原因。

タグ: 南中国海,米軍,偵察機

発信時間: 2016-05-20 10:04:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国防総省は18日、米軍のEP-3偵察機1機が17日、南中国海の「公海上空」で飛行中、中国のJ-11戦闘機2機による「危険な」接近を受けたと発表した。双方の距離は約15メートルまで近づいたという。具体的な場所は、香港から南の南中国海北部の上空。

米軍偵察機が近接偵察を行い、中国が戦闘機で遮る。これは中米間で続けられているゲームだ。遮る際には必ず相手がいるもので、絶対の安全はありえない。双方の現場の軍人が、操作ミスする可能性がある。中国の戦闘機と米国の偵察機が2001年、南中国海の上空で衝突し、中国のパイロット1名が命を落とした。米国の偵察機は破損後、許可なく海南島の軍用空港に着陸した。双方に重大な危機が生じた。

米軍機が中国の海岸に接近し偵察を続ければ、解放軍はこれを遮る能力を高め、行使することになるだろう。中米間で新たな軍機衝突事件が生じる可能性が、高まるかもしれない。2001年の危機が再演されれば、さらに衝撃的で危険な事件となるだろう。中米の2001年の戦略的緊張感は、15年後の今日に遠く及ばない。あの軍機衝突事件は、「個別のケース」と見なされやすい。

今日再び中米の軍機が衝突すれば、戦略的な相互不信任を募らせる引き金になるかもしれない。世界もこれを重く捉え、中米双方は事態の収拾がつけにくくなるだろう。

まず中国人からすれば、再び軍機が衝突するならば、墜落するのは中国機であってはならない。米軍機が着陸し、最終的に米軍に送り返されるというシナリオは、もはや受け入れがたくなっている。多くの中国人は、このような状況が生じた場合、米軍機が墜落するか、撃墜されるべきだと願っている。中国人のこの願いは、軍人の当時の反応と当局による善後処置にプレッシャーをもたらす。

再び軍機衝突事件が発生した場合、中米双方はどのような姿勢を示すだろうか。両国および世界の世論は、これを両国による国益を守る意志の現れと考えるだろう。双方の妥協が難しくなり、強硬な姿勢と頑なな決意による駆け引きが、両国の社会から最も歓迎されるだろう。

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