外交部(外務省)の洪磊報道官は7日の定例記者会見で「南中国海における中国の領土主権と海洋権益は南中国海仲裁裁判所が示すところのいわゆる『裁定』の影響を受けない」と表明した。
【記者】南中国海仲裁裁判所が数日後には最終裁定を下す予定だが、この裁定は南中国海における中国の領土主権と海洋権益に影響を与えるのか。
【洪磊報道官】フィリピンの一方的な申し立てで設置された南中国海仲裁裁判所が示すいかなる裁定を受け入れず、認めないという中国政府の立場は明確で、一貫している。指摘しておく必要があるのは、中国は南中国海諸島及びその周辺海域に対して争う余地のない主権を有している点であり、これは中国政府の一貫した立場だ。南中国海における中国の領土主権と海洋権利は十分な歴史的、法的根拠を持ち、争う余地はない。(編集LX)
「人民網日本語版」2016年7月8日