南中国海の防空識別圏、中国には設定の権利がある
中国国務院新聞弁公室は13日に記者会見を開き、「中国は南中国海における中国とフィリピンの紛争の話し合いによる解決を堅持する」と題した白書を発表した。中国外交部の劉振民副部長は、中国が南中国海の防空識別圏を設定するかという質問に回答した際に、「防空識別圏という制度は中国の発明ではなく、その他の大国の発明だ。中国には防空識別圏を設定する権利がある」と述べた。
劉副部長は「中国は東中国海で設定したが、南中国海でも必要かどうかは、中国が受ける脅威の程度にかかっている。中国の安全が脅かされれば、当然ながら設定する権利がある。これは中国の総合的な判断にかかっている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月21日