■度重なる延期
同空母は本来、2014年9月に引き渡しの予定だったが、その後2016年9月に延期された。今年4月にスタークリー氏は国会で、同空母の引き渡しは9月になる予定だと発言した。
しかし米海軍は2週前に、テストで問題が見つかったため、今年11月より前の引き渡しは難しいと発表。しかし海軍は問題について、詳細を発表していない。
■終わらない論争
米海軍では現在、10隻の空母が就役している。しかし、CVN-78の度重なる就役延期でこれらの空母の乗員のプレッシャーはますます高まっている。
米国上院軍事委員会のジョン・マケイン委員長は、海軍が同空母の引き渡し延期を再度発表したことについて、「受け入れられない」「完全に回避可能」と指摘した。
「ジェラルド・R・フォード級航空母艦は、我々の武器購入システムはなぜ改革が必要なのかを教えてくれる1つの例だ。現実にそぐわない実例で、コストの試算もできていない。新システムの量産を急ぎ、設計と製造を同時進行で実施、テストで明らかになった能力は約束した内容と一致しない」と、マケイン委員長は7月初めの声明で指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月7日