中国の外交 2016年回顧と17年展望

中国の外交 2016年回顧と17年展望。

タグ: 中国 2016年の外交

発信時間: 2016-12-30 15:47:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

四 「一帯一路」が着実に推進、巧みな周辺外交

中国の習近平国家主席による「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)という提案は2016年に、全面的に推進し初歩的な成果を手にする時期に入った。アジアインフラ投資銀行(AIIB)、シルクロード基金、数多くの経済協力プロジェクトの誕生に伴い、一帯一路の建設は提案から実施の段階に移りつつある。

杭州で9月に開かれたG20サミットは、世界に中国のガバナンスモデルをPRする場になった。一帯一路の建設は自ずと、チャイナモデルの主要内容になった。習主席の年内の5回の外遊は、一帯一路の建設を力強く推進した。習主席は年初より、五大陸・14カ国を歴訪しており、一帯一路外交の推進を主軸とした。

一帯一路外交と相互補完するように、中国政府は2016年に周辺外交にも力を注ぎ続け、大きな効果を手にした。G20杭州サミットは、中国政府がグローバルガバナンスを推進し、周辺外交を展開する舞台になった。習主席は10月にカンボジアを訪問し、中国が古い友人を重視し、伝統的な友好を惜しむ姿勢を強く示した。アウンサンスーチー氏を始めとするミャンマー新政権は、中国をASEAN以外の初の訪問国にし、親戚同士の絆を深め続ける願いを示した。スリランカ新政権も中国の誠意を認識し、コロンボ港を始めとする共同建設プロジェクトを再開した。

中国は隣国と善意をもって友好的に交流する外交方針を貫いている。しかし地域安全、国益、領土主権などの是非の問題については、毅然たる明確な立場を貫いている。中国は朝鮮半島の非核化の立場を貫き、米韓のTHAAD配備に反対している。フィリピンの南中国海諸島の主権に対する無礼な要求、日本の騒ぎを起こし煽り立てる行為に毅然として反撃している。「親・誠・恵・容」という外交理念、硬軟織り交ぜた外交手段により、中国は巧みな周辺外交を展開し、賞賛を集めることができる。

 

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