質問:まず朝鮮は昨日、咸鏡南道新浦の一帯でミサイル発射実験を行い、失敗に終わった。これは朝鮮半島情勢が敏感な時期における、朝鮮の一種の挑発行為だ。中国側はこれをどう論評するか。次に報道によると、米ホワイトハウス当局者は、THAAD(ミサイル迎撃システム)配備問題は、韓国の新大統領が決めるべきだと述べた。米韓政府はその後、THAAD配備の立場に変更はないと称した。中国側はこれについてどう論評するか。
答え:一つ目の質問についてだが、我々も関連報道に留意している。我々はここで何度も、現在の朝鮮半島情勢はすでに高度に複雑かつ敏感、もしくは危険な状態だと繰り返している。我々はこれまでも、すべての関連国は互いに刺激し、火に油を注ぐ行為を回避し、半島の緊張情勢を沈静化させることに力を尽くし、各国が交渉のテーブルに戻り、平和的な手段により半島問題を適切に解決するため必要な条件を整えるよう主張してきた。
二つ目の質問についてだが、米韓のTHAAD配備に反対する中国政府の立場は一貫しており、明確であり、変化はない。我々はすべての関連国が、地域と各国の長期的な利益を着眼点とし、地域の恒久の平和・安定及び戦略的バランスを着実に維持し、直ちに配備を停止することを望んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月19日