中国と「一帯一路」諸国、標準化協力協定に調印

中国と「一帯一路」諸国、標準化協力協定に調印。

タグ: 一帯一路

発信時間: 2017-05-15 13:32:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

標準が今や、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の連結を加速している。国家標準化管理委員会が発表した情報によると、一帯一路建設活動推進指導チーム弁公室は2015年10月に、「標準連結一帯一路行動計画(2015−17年)」(以下、同計画)を発表した。国家質量監督検験検疫総局、国家標準化管理委員会は同計画を真剣に履行し、中国と沿線諸国(地域)の標準化をめぐる二国間・多国間実務協力及び相互接続を全面的に深化させ、中国の産業・製品・技術・プロジェクト・サービスなどの海外進出を力強く支え、投資・貿易の利便性を高める。

国家標準化管理委員会の関係者によると、まず標準の海外進出加速により、生産能力や設備製造をめぐる国際協力を後押しする。同計画が実施されてから2年間に渡り、航空・宇宙、製鉄、建設機械、家電などの74件の国家標準の外国語版が発表された。

次に沿線諸国との標準化をめぐる協力を拡大し、相互接続を促進する。一帯一路沿線21カ国と標準化協力協定に調印。英国と62件の標準を相互承認し、中国とフランスの11件の標準の相互承認を促した。EU、ASEAN、中央アジア、中国・モンゴル・ロシア経済回廊、湾岸諸国などの沿線重点エリアで多国間標準化協力チャネルを構築。海外プロジェクト及び有力分野に協力し、中仏の鉄道、中英のグラフェン、中ロの油ガス及び民間機などの標準化協力を展開し、「中ロ民間機標準特別チーム」を発足し、中ロ民間機標準相互交換・承認枠組みを構築し、標準を共同作成した。鉄道・電気自動車・航空・ロボットなどの分野で、国際標準の共同制定を促進し、フランスと3件の鉄道国際標準を共同制定し、中独電気自動車標準化作業チームを発足し、中国の直通充電技術3件の国際標準採用を促進した。

それから標準の比較対象と研究を強化し、投資・貿易の利便性を高める。紡績・衣料品、家電などの20以上の分野で、国内外標準比較対象・分析作業を完了した。

また、沿線諸国の標準化能力の向上を後押しし、中国の智慧を貢献する。2015年より、ASEAN、ロシア、中南米、中央アフリカ、ユーラシア諸国の標準化当局者向けに、海外支援研修クラスを7回開設した。51カ国の142人が参加し、中国・沿線諸国の標準化に向け実務的な協力を展開し、標準による一帯一路の連結の基礎を固めた。

同関係者によると、国家質量監督検験検疫総局、国家標準化管理委員会は今後、同計画の実行を続け、沿線諸国との標準化をめぐる協力を促進し、標準の相互承認水準を高め続ける。沿線諸国との全面的な協力の深化をけん引・促進し、一帯一路の建設に向けより効果的な標準化サービスを提供する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月15日

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