習近平主席の上海協力機構首脳会議出席、重要な意義を持つ3つの見所

習近平主席の上海協力機構首脳会議出席、重要な意義を持つ3つの見所。

タグ: 上海協力機構 SCO 一帯一路 輪番議長国

発信時間: 2017-06-07 15:59:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

習近平国家主席が、アスタナで開かれる上海協力機構(SCO)首脳会議に出席するが、これには「加盟国拡大」「連結」「バトンタッチ」という3つの見所があると予想されている。これは上海協力機構の健全で安定的な発展の維持を促進する上で、重要な意義を持つ。

加盟国拡大:インドとパキスタンが加入へ

今年は「上海協力機構憲章」調印15周年、「上海協力機構加盟国長期善隣友好協力条約」調印15周年だ。またインド、パキスタンが上海協力機構への加盟手続きを終える予定となっている。上海協力機構の設立以来、初の加盟国拡大となる。

拡大後の上海協力機構は、世界で人口が最多の、面積が最大の地域協力組織となる。上海協力機構のアリモフ事務局長は「拡大後の上海協力機構は、北極とインド洋を結ぶ、東は中国の連雲港から西はロシアのカリーニングラードに至る大陸を跨ぐ組織になる。この大陸を跨ぐ性質により、アジア太平洋と大西洋地域、南アジアと中東諸国の紐帯になる」と指摘した。

扉を開き新鮮な空気を取り入れ、これまでの事業を続け前途を開拓する。上海協力機構の発展は新たなチャンスを迎える。外交学院の王帆副院長は、加盟国拡大後の上海協力機構について次のように指摘した。地域的には、中央アジアから南アジア・西アジアに拡大し、さらにインド洋まで拡大する。人口を見ると、加盟国が世界の人口に占める割合は5分の1から5分の2以上に達する。経済力を見ると、加盟国が世界のGDPに占める割合は16%から25%に拡大する。地域安全を見ると、中央アジアの地域安全・安定が、ユーラシア大陸奥地の安全・安定に拡大する。経済・貿易を見ると、加盟国各自の長所を発揮し、地域経済発展を促すことができる。

中国社会科学院上海協力機構研究センターの孫壮志秘書長も「インドとパキスタンの加盟は、上海協力機構の協力面の弱点を補い、経済・貿易協力を中央アジアから南アジアまで拡大し、発展のさらなる空間とチャンスをもたらす」と話した。

今回の首脳会議には、上海協力機構の発展の現状・任務・ビジョン、それから国際・地域重大問題の意見交換という2つの主要議題がある。習主席は各国首脳とこの議題をめぐり、新たな情勢においてリスクに対処し、共同の安全と安定、発展と振興を促進する新しい発想と措置について踏み込んだ議論をする。習主席が5年連続で上海協力機構首脳会議に出席し、加盟国拡大後の発展に中国の知恵をもたらし、安全・経済・人文などの協力を促進することが期待されている。

連結:上海協力機構が一帯一路の建設と連結

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