大型成果展「練磨と奮進の5年」の展示館入口
中国共産党第19回全国代表大会の開催をひかえ、ここ5年の成果を追った大型展示会「練磨と奮進の5年」がこのほど、北京展覧館で正式に開幕した。展示会では、中国共産党第18回全国代表大会以降、習近平同志を核心とする党中央の打ち出した一連の重大戦略措置や方針・政策、その際立った成果が集中的に展示されている。
展示会は、テーマごとの展示エリア10セクションと、特色体験エリアからなっている。入って最初の展示エリアは、、「国政運営の新たな境地を開き、中国の特色ある社会主義の新たな局面を作り出そう」と題されたイントロダクションエリアである。参観者らはここで、「初心を忘れず、練磨・奮進する」という大型ドキュメンタリーを鑑賞できる。
大型成果展「練磨と奮進の5年」で最大規模の第2展示エリア
イントロダクションセクションを抜けると、今回の展示会で最大規模の第2展示エリアに入る。テーマは、「新たな発展理念を実行し、経済発展の『新常態』(ニューノーマル)をリードする」。このエリアには、人類の幸福を促し、国民生活に恩恵を与えた多くの大型プロジェクトの模様が展示されている。中国の輸出の新たな顔となった原子炉「華竜一号」の世界初のモデルプロジェクトや、完全な自前の知的財産権を持つ高速鉄道「復興号」、世界で潜行深度最大の作業型有人潜水艇「蛟竜号」も展示されている。人びとは、展示物前に長い列を作ったり、スマートフォンで記念写真を撮ったり、潜水艇の体験キャビンに入ったりしていた。
「蛟竜号」のキャビンを体験しようと長い列を作る参観者ら
イントロダクションとエリアと第2展示エリアを中心軸として、展示館は東西両エリアに分かれる。西エリアには第3から第6の展示エリア、東エリアには第7から第11の展示エリアがある。
第4展示エリアのテーマは、「文化的な自信を高め、中華文化の新たな輝きを作り出そう」と題した文化展示エリアである。参観者らはここで、融合メディアセンター建設の成果である『人民日報』の“セントラルキッチン”を眺めたり、中国中央電視台(CCTV)の朗読スタジオで遮音ガラスの後ろで『紅楼夢』『中国通史』『平凡な世界』などの名作を朗読したり、「デジタル故宮」の展示エリアでディスプレイに映った貴重な文化物とのインタラクションを体験したりできる。
第6展示エリアはエコ文明展示エリアである。ここでは、中国がここ5年間にエコ文明建設の過程で得た成果を知ることができる。参観者らはここで、三北(東北・西北・華北)防護林の砂漠化防止の過程を知ることができるほか、飲料ボトルの回収機の操作を体験したり、スマート街灯が生活にもたらす便利を感じたりすることができる。