中国の電子戦機「H-6G」が登場 南中国海全域の作戦をカバー

中国の電子戦機「H-6G」が登場 南中国海全域の作戦をカバー。電子戦爆撃機「H-6G」に関する中国国内の報道が大陸部外のメディアの強い関心を呼んでいる。インドメディアはとりわけ、南中国海をカバーする電子戦爆撃機に対して濃厚な関心を示し、中国海軍の現代の戦争を勝つ能力を大きく高めるものと評価している…

タグ:電子戦 爆撃機 H-6G

発信時間:2018-01-25 10:41:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 電子戦のパターンは3種類


 専門家によると、電波妨害装置を装着したH-6爆撃機には理論的に3種類の作戦方式がある。第一に、スタンドオフジャミング。敵側の防空ミサイルの打撃範囲外で、防空警戒レーダーの制圧妨害を行う。この際、電波妨害の電波ビームは、相手側のレーダーのサイドローブから入り、ノイズと偽目標を産出し、相手側のレーダーの探知範囲を大きく圧縮する。


 第二に、エスコートジャミング。突撃する編隊に付き添い、脅威の高い敵側のレーダー目標、とりわけ射撃管制レーダーに対する大出力の干渉を実施する。この際、妨害電波ビームはレーダーのメインローブから入るため、妨害の強度はより大きい。爆撃機は、飛行速度が遅く、機動能力が低い。空中での要撃に遭遇すれば、自身のサバイバル能力は比較的低い。このためこうしたエスコート型の妨害ミッションは通常、妨害装置を装着したJH-7戦闘機によって行われる。だが遠距離のエスコートミッションを行う際、例えば爆撃機で遠海の大型水上目標に突撃する際には、このような爆撃機を改良した電子戦機が大きな強みを持つと言える。


 第三に、自衛妨害。この電波妨害装置は、典型的な専用の制圧型電波妨害装置だが、爆撃機にもその重量は耐えられないものではない。旧式の爆撃機に装着すれば、サバイバル能力を大きく高めることができる。そうすれば旧式の爆撃機でも、脅威の高い爆撃ミッションを遂行できる。ただ専用電波妨害装置は価格が高く、支払わなければならない重量と抵抗の代価も比較的高いため、爆撃機の自衛は主要な使用方式とは言えない。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月25日

 

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